清晨、濃霧。
今日は週末で、することがないので、ネット友達に会いに行きたいと思った。花屋を通りかかったので、花束を買って新聞紙で包んだ。渋滞だったので、地下鉄に乗るしかなかった。降りる時に花が潰れてしまったことに気づき、さらに不運なことに携帯電話をなくしてしまった。ネット友達の連絡先が全部入っていたので、近くのネットカフェで再びネット友達と連絡を取るしかなかった。
ネットカフェを探している時に迷子になってしまい、どうやってホテルに入ったのか分からなかった。フロントには一人の女の子がパソコンをしていた。私は近くにネットカフェがあるか尋ねたが、彼女は何も言わずに立ち上がり、提灯を持ち上げて私についてくるように合図した。私は彼女についていき、迷路のような廊下や通路を何個か通り抜けた。光がますます暗くなり、彼女が提灯を持って先頭を歩いている。階段は地下に続いており、螺旋状になっていて、ますます急で、暗くて湿気があった。階段の横の壁にはいくつかの小さな窓があり、小さな窓からは薄暗い光が差し込んでいた。私はほとんど身動きが取れないような籠の中で手錠と足枷をつけた多くの人々が横たわっているのを見つけた。突然、何かに驚かされたような気がして、引き返して外に走り出した。
街中には軍隊がいたるところにおり、学校では軍事訓練が行われていた。遠くから銃声が聞こえてきた。
部屋にはストーブがあり、隣には男性が座っていて、顔に傷があって黙っていた。
どこに行くべきか分からない、本当に、この不運な時代に、この馴染みのあるけれども見知らぬ街で、どこに行くべきか分からない。